「ねぇ、何してるの」
「恭弥!チャーオ!!」
「な に し て る の」
「冷たい反応。
折角近くでの仕事が出来たがてら会いに来たのに」
「ふぅん・・・仕事、あるんだ」
「まぁね。じゃ、そろそろ行くわ」
「風紀委員の仕事、してくんじゃないの」
「してかないわよ。
これからまだ挨拶回り在るし、坊やと・・・今回の相棒と打ち合わせや諸々あるんだから」
「・・・ねぇ、シズク」
「ちょっと、今はその名前で呼ばないで」
「シズク」
「・・・・・・・・・何」
「君の中で、僕はどういう存在なんだろう」
「・・・恭弥?」
「折角、逢えたのに・・・君は嬉しくないんだね」
「・・・・・・恭弥」
「仕事に構うより前に、僕に構ってよ」
「・・・うん」
「偶にしか、一年に逢えるか逢えないかなんだから、逢えたときくらい長く一緒にいたいんだよ」
「でもね恭弥、恭弥だけがあたしの"タカラモノ"じゃないんだから」
「許さないよ、僕以外の人間を"タカラモノ"だなんて言うのは」
「解ってよ。
それに、"タカラモノ"に逢っても抱き締めるのは恭弥だけなんだから」
「それでも、嫌なんだ。
・・・シズクが、僕を見ていないのも知ってるけど」
「・・・・・・仕方ない。
・・・ぁ、坊や?うん、あたし。挨拶回りが多すぎて今日明日は帰れそうにないの。
だから打ち合わせとか明後日に回して、荷物の片付けはハーレム達とやって。
ぇ?勿論、拒否権なんて高価な物、貴方たちにないわよ。
じゃね」
「・・・・・・シズク・・・?」
「ほら、今日と明日は完全フリーよ。
・・・そんな弱々しい恭弥、見たくないもの」
***
じゃあ何時までも傍に居てよ、何て科白は言えるはずない。
バリ様と"Be"ヒロイン。
ヒロインちゃんのことをバリ様は偽名で呼びません(場合に寄りけり)
それでヒロインちゃんのことが好きすぎでやばいのです。
バリ様にとってヒロインちゃんは唯一傍にいて欲しい人です。